パナソニック松九会・佐賀地区2011.12.14
           

  カンボジア地雷撤去キャンペーンに関わって   樋口靖則さん
活動のきっかけ
 ・4年前55歳でパナソニックを早期退職し、南の島でのロングステイを実現したく、タイやマレーシアへ下見に出かける。
 ・その折に、隣国カンボジアがアジアで最も貧しい国であり、今もなお無数に埋められた地雷や不発弾に苦しむ多くの
  人々が存在しており、この中には将来を担う多くの子供たちが含まれている事を知る。
 ・3年前の2月カンボジアの地雷原に立ち、その惨状を目の当たりにし、このキャンペーンへの参加を決意した。

どのような活動
資金調達のための日本国内での活動
 ・街頭募金や学校・団体での講演などの広報活動
 ・国際イベントや写真展へ出展参加
 ・CMC主催の現地スタディーツアー企画
  ここで集められた支援金を、年一度の現地スタディーツアーの機会に関係機関を訪問し、直接手渡しを行っている。

カンボジア現地での活動(現地駐在員活動を含む
 ・地雷撤去支援、地雷被害者支援
 ・学校建設などの教育支援や農業支援
 ・被害者メンタルサポートの為のラジオ放送企画(Voice of Heart)

活動の成果と感想
 ・日本国内では多くの小中学生や高校・大学生が参加しており、このような活動で培った経験や体験は、日本の将来に
  多いに役立つと思っています。
 ・地球は一つ、復興真っ只中のカンボジアの一日も早い自立を願うものです。



  お弁当を地域のお年寄りに配達   神代三千代さん
活動のきっかけ
 ・在職中は地域との関わり合いがなくて、子供は地域の色々な行事に参加して育った様なものでした。
 ・退職したら地域に何か恩返しをしょうと、在職中から考えていました。
 ・料理を作るのが好きでしたので、校区広報をみて、この活動に参加しました。

どのような活動
 ・毎週火曜日の午前7時から午前中、南校区コミュニティセンターで約40食のお弁当を作っています。

成果や感想
 ・直接お年寄りからの声は聞く事はできませんが、配達される方の報告では、感謝!感謝!だそうです。
 ・作っている私たちも、こんなお弁当が届いたら、きっと嬉しいだろうなと思いながら調理しています。
 ・季節も取り入れ、お漬物の厚さなども工夫して、お年寄りに優しいお弁当を作り続けます。



  久留米市 青少年健全育成活動   吉田勝則さん
活動のきっかけ
 ・青少年の健全育成は、全ての市民の願いですが、在職中は地域活動に参加する時間が無く、いつか少しでも役立ちた
  いと思っていた。
 ・平成21年 4月に会社を退職した後、自治会長の推薦を請ける。

どのような活動
地域パトロール
 ・第2、第4月曜日と第3、第4金曜日及び年間行事計画に沿って、毎月5〜6回、年間60〜70回 ゲームセンター
  ゆめタウン公園、小中学校などをパトロール
 ・久留米非行防止パレードの実施

久留米市・青少年健全育成駅伝大会
 ・スポーツを通じて友情を育む目的で、毎年2月に、各校区の6年生を対象に参加し、久留米市陸上競技場で実施
 ・久留米市・久留米市教育委員会・校区町づくり連絡協議会共催

成果や感想
 ・パトロールは地域ぐるみで毎週で実施しているので、従来よりもタバコ、シンナーなどの嗜好が減少した。
  ゲームセンター、ゆめタウン等でのたむろが少なくなった。
 ・駅伝大会は本番の1ヶ月前から、小学校で選手を選考して、先生を中心に練習。選手は一生懸命に時間の壁に挑戦し
  て来ました。(目標タイム:200m/40秒を目途に体で覚える)
 ・練習後には、父兄の差入れを頂き、選手のモチべーションを高めて本番に望みました。結果は17位でした。


  鳥栖市交通安全指導員   立石文雄さん
活動のきっかけ
 ・地域の子供達を交通事故から守ると共に、地域との交流を図りたいと思い、平成4年から鳥栖市交通安全指導員と
  して活動を始めた。
 ・私の住んでいる鳥栖市内校区でも、住環境の変化に伴い、安心安全な地域社会の維持と、子供たちを巻き込んだ犯罪
  の未然防止が課題となっていた。
 ・「自分たちの町は、自分たちで守ろう」をスローガンとした地域連帯の活動に共感を持ち、退職を機会に平成21年から
  パトロール隊活動を継続している。

どのような活動
鳥栖市交通安全防犯・旭・パトロール隊結成(平成21年)
 ・交通安全防犯・旭・パトロール(午前、昼間、午後)
 ・自主青色防犯パトロール(週3回以上、コンビニやスーパーなど)
 ・毎朝学童の登校時に交差点や横断歩道での交通指導 
 ・年4回(春・夏・秋・年末)各10日間、交通安全運動の街頭指導
 ・年4回、鳥栖三養基交通安全協会で交通安全桃太郎運動
 ・保育園、幼稚園、小学校での交通安全指導教室

成果や感想
 ・これからも犯罪、事件、事故を未然に防ぎ、安心して生活できる地域づくりの活動を続けて行きたい。


  基山町 硬式卓球サークル指導活動   赤坂 清さん
活動のきっかけ          
 ・学生時代から会社の友の会でも卓球を継続できていた。
 ・私の退職の2年前から、家内が町卓球サークルに初心者として参加していた。
 ・退職後、自分の特技を少しでも地域活動に役立てようと思った。

どのような活動     
卓球サークルでの技術指導
 ・硬式卓球の練習相手と技術指導(初心者〜中級者)
 ・毎週4回(火、水、木、土曜日)各2時間程度、基山町体育館
 ・メンバーは70歳の男性を筆頭に50歳代までの男性と女性

成果や感想            
 ・具体的な試合の成果は、特別に挙げるようなものはありませんが、女性メンバーの近隣の市町村で行われるママさん
  卓球試合への参加意欲が高く、レベルアップを楽しんでいるようです。
 ・高齢になると基本姿勢を指導しても、自分の意識と体の動きにギャップがあることを、理解してもらうのに大変苦労して
  います。
 ・段々気が長くなってゆく自分と、少しでも自分の限界を延ばそうとするサークルメンバーの、技術レベルの目標管理を指
  導しながら、私自身も自己の健康管理を兼ねて日々努力を続けています。


  ホタルを次世代へ伝える   木村英雄さん
活動のきっかけ
 ・平成2年、Uターンで戻ってきた地元のために、自分にできることはないかと模索していた折に、『河川からホタルがいな
  くなる』と活動しておられた故木原武雄氏の手伝いを始めた。
 ・自宅近くの秋光川にカワニナ養殖場(ホタル川)が、地元ホタル愛好会と土木事務所によって作られた。
 ・ホタル愛好会に入会して、本格的にホタルの面倒を見るようになる。

どのような活動
ホタルが生息できる環境作り
 ・ホタルの餌になるカワニナが育つ川や養殖場の手入れ 
  秋光川、ホタル川などで、スコップ、一輪車、ツルハシ、草刈機での作業
 ・カワニナの養殖、ホタルの人工ふ化と放流と観察

次世代にホタルを伝える活動
 ・ホタルの話を通して河川保護に関心を持ってもらう
 ・ホタル観賞者へのチラシ配布(150枚前後配布/年)
 ・県の研修会やホタル愛好会でのプレゼンテーション
 ・中学校に出向いてホタルの話をしたり、生徒の質問に答える
 ・ホタルかご作り
  昔から伝わるホタルかご作り体験会(今までに100人以上の参加)
  お世話になった方へ手作りかごの配布(今までに280個配布)

自治体や地域との連携
 ・町や県に河川工事での留意点を要望を提出
 ・養殖場や河川へ「ホタル保護のお願い」立て看板等

成果や感想
園部ホタル保存会について
 ・県外の商売人によるホタルの乱獲から、『地元の宝は地元で守る』を合言葉に発足した保存会です。
 ・それまでは故木原氏と木村で基山全体を見回りしていましたが、限界があり区の協力をお願いしたところ園部
  (2区)の協力を得ることができ、園部ホタル保存会を発足しました。
 ・園部ホタル保存会は、会長をその年の区長にお願いをしています。
 ・会の主活動は、ホタルの乱舞が予想される時期にテントを張り(近年は3日間)会員や地元の方に集まってもらい
  『語らいの場』を提供することで、地域の輪や河川愛護を推進しています。

近年のホタルの状況
 ・基山には5本の川があります。その中で山下川はホタルの発生が10数年前にほとんど見られませんでしたが、
  ここ数年発生するようになり嬉しく思います。 これは、上流にある大施設のホームからの下水を山下川から
  秋光川に変更されたことも、一因があるようです。
 ・秋光川では、山手では自然にホタルが発生していますが、ここ数年減少しています。川全体において餌となる
  カワニナが非常に少なくなってきているので、今後が気になります。
  梅雨の大雨による、河川の損傷が発生して各箇所の工事もありましたがそれだけではないような気がしています。

今後の活動
 ・重点管理しているホタル発生個所を中心に、今までの手法でコツコツと活動していきます。
  私は、ホタルの発生時から終わるまで、園部の川を中心に町内の発生状況を観察や保護活動をしながら、観賞者に
  『ホタルの話』をしています。


  NPO法人「かいろう基山」活動報告   細川秀行さん
活動のきっかけ
・退職後、何か地域に役立つ事は出来ないかと探しておりました。
・環境保全と子どもの健全育成を目指す、快老+快労という老人たちの心意気に、ころっと参ってしまいました。

どのような活動     
癒しの里山づくり
 ・何度でも訪れたい緑と清流のもりづくりを目標として活動し、地域社会に貢献する事です。
環境の保全
 ・植林を浸食する孟宗竹の伐採処理及び伐採竹を竹炭・竹酢に転化、植林環境を保全する事です。
子どもの健全育成
 ・竹細工、芋掘り体験等を行い、里山の素晴らしさ、自然環境や四季の変化等環境保全の必要観を醸成する事です。

会員募集中
・活動は毎週火〜土曜日で、午前9:00〜12:00の実働2時間程度です。
・会費:個人会員2,000円/年 夫婦会員 3,000円/年 です。
・NPO法人 かいろう基山(事務担当:松原幸孝)
 TEL:090-2516-5007/FAX:092-574-2783
 E-mail:y.matsu-2489@bb.csf.ne.jp
 〒841-0203 佐賀県三養基郡基山町園部2094番地


  生涯野球小僧をめざして!   大江 豪さん
活動のきっかけ
・退職後、会社人間から脱皮し、新たな仲間との交流を求め、退職後町のシニアソフトボ−ルチ-ムに加入
 3年後ソフトボ−ル仲間の有志で、佐賀県で初の還暦野球チ−ムを基山町在住者で結成。

佐賀県の高齢者野球活動の現状
・佐賀県、生涯野球連盟、2001年結成、会員数:500名
 還暦の部(58歳以上)13チーム  近隣のチ−ム:鳥栖市・基山町・みやき町連合⇒3チーム
 古希の部(68歳以上) 8チーム            鳥栖市・基山町・みやき町連合⇒1チーム
 寿の部  (72歳以上) 4チーム               小城市・多久市・鳥栖市・基山町連合⇒1チーム

どのような活動
 ・チ−ムとして週2日の練習(2月〜11月)、12月〜1月は自主練習(有志)、年間30〜35試合

活動の成果
 ・県・県外と幅広く野球の仲間が増えた    
 ・野球を通じ体力維持と健康増進に役立った

二足歩行ロボット 羽根信夫さん
   ラジコン/ヘリコプターとボート  大里憲市さん

  写真、彫刻、きり絵  加藤進一郎さん
「五色の森」左上、「月光菩薩像」右上、「ふくろう」下  
押し花  早川由喜子さん
「桜」左、「牡丹」右上、「景色」右下 

竹細工  高岡誠一さん
革細工、銅版細工  高岡道子さん
 「浮立」左、「舞姫」中、「孔雀」右
竹細工  坂田美輝夫さん

陶芸品  有田省三さん
陶芸品  宮地あや子さん

水墨画、絵画   瀬崎 晃さん
「慈母観音像」「山水画」左
「梓川と穂高」中、「南天」右
釣り 江口哲夫さん

書道  永渕三知子さん
「黄滔詩」佐賀県展入賞「薛濤詩」福岡県知事賞
書道  中園春江さん
古澤悦郎さん

家庭菜園
江口孝司さん、小副川雅信さん、松隈敏之さん
家庭菜園で収穫した新鮮野菜を持込みました
じゃがいも、玉ねぎ、グリーンピース、ふき、お米、高菜漬け・・・
売上金は東日本震災義援金へ
陶芸品、絵手紙   小野美 豊さん
 リハビリをかねて、水墨画や絵手紙を描いています

インド製バイク   古賀信義さん
釣り   黒髪哲男さん

蘭を育てる     宮地宣雄さん  

薔薇ガーデニング     橋本文則さん    
「薔薇と菊のガーデニングに熱中」
 実家で介護していた母の影響で花を好きになり、自宅の外柵を美しく飾ろうとアンジェラつるバラを植えてから7年目、今ではミニから大輪バラまで約80本を育てています.。
 2年前からは知人の影響で菊の花に魅せられ、月2回「菊の教室」で学びながら現在約70鉢の育成に奮闘しています。
 一番重要な土作りの為に山に腐葉土を取りに行き、肥料との混ぜ合せ等苦労が有りますが、美しい花を愛でる喜びの為、さまざまな特徴(育ち方・ 咲き方・害虫)のあるバラと菊の一生に楽しく付き合おうと思っています。





ご自宅の庭で薔薇とのひと時
   
 

橋本文則さんの菊つくり   2年前から育て始めた菊が咲いたとの便り。早速ご自宅を訪ねました。取材撮影:加藤進一郎さん
 庭の一角に飾られた菊 新世界
 晴舞台 クッションマム
 デルフィマム  越前 
国宝  主王
美しく咲いた薔薇を愛でる橋本さん