佐賀地区山歩会 ウオーキング

第33回山歩会‥ウォーキング記録 奥山深く歴史を感じる清水寺と晩秋の紅葉を巡るウォーキング
年月日(曜日).天気 平成23年11月24日(木) 晴れ 14℃
ウォーキングルート JR瀬高駅⇒清水寺参道入口⇒清水寺本坊園⇒五百羅漢⇒仁王門⇒清水寺⇒三重塔⇒食事処竹屋⇒JR瀬高駅
参加者 24名

◇JR瀬高駅から、清水寺参道入口へ 
予定説明と初参加の後藤さん、紹介 新幹線の下を抜けて進む
田園を進む 清水寺参道入口へ
画面クリックで写真拡大
◇清水寺ウォーキング
 平成23年度最後となる第33回山歩会ウォーキングは、みやま市の田園風景を眺めながらの「歩き」と奥山深く歴史と自然を感じる清水寺と晩秋の紅葉を巡る散策を楽しむ。JR各線・駅より参加の24名がJR鹿児島本線の瀬高駅に集合する。早速、肌寒い朝の空気を吸いながら九州新幹線の高架が続く田畑の農道を心地よい汗を掻きながら約3.5Km楽しく歩き、清水寺参道入口の地蔵院前でガイド役の観光商工課・高木さんと合流。
 沢ガニが生息している小川に沿った旧参道の小路をせせらぎを聞きながら歩くと室町時代に雪舟が造ったとの説がある清水寺本坊庭園(国指定名勝)に到着。素晴らしい庭内の紅葉を住職の説明を聞きながらしばし観賞、次に川沿いの五百羅漢を見ながら参道を登ると寺の格式の高さを現している入母屋2層の姿をしたりっぱな山門(楼門)へ、階段を登り終わると9世紀に最澄が開いたという清水寺本堂に着く。皆さん、さまざまなお祈りをし、1836年に建立された三重塔と紅葉を見ながら展望公園へ。
 筑後平野、有明海、雲仙岳を一望してから食事処の竹屋へ。器が全て竹製で美味なる「和みご膳」を頂く。帰路は紅葉を見ながら車道を下り、瀬高駅を目指して田園地帯をマイペースでぼちぼちと歩き、今年も健康でウォーキング出来たことに感謝しながらみやま市を後にしました。
(レポーター 徳永敏夫)
◇歴史と紅葉の清水寺へ
清水寺
清水寺本吉山は、天台宗の開祖、伝教大師最澄によって開かれた古刹。開山以来千二百余年の間、清水寺は人々の厚い信仰を集めている。
本坊庭園は、秋の紅葉。初夏の新緑が美しい。  
清水寺ホームページ
めがね橋 出店 本坊庭園へ
本坊縁側から座って見る、庭は格別の景色 室内から見た紅葉の景色
清水寺本坊庭園
 清水寺本坊庭園は室町時代に雪舟が造ったと伝えられるおり、国指定名勝に指定されている。東南北に山を囲らし心字の池を中心とする庭石の配置、植込み、池にそそぐ暖、急の滝など、自然と人工の美が溶け合い、春夏秋冬いつ訪れても飽きない名園である。特に正面の愛宕山からのぼる中秋の名月はすばらしく、その月が心字池に写るように工夫された借景式の泉水庭である。
画面クリックで写真拡大
本坊庭園で
五百羅漢 仁王門
釈迦の弟子500人の「自覚」への道を志す修行僧たちの像、それが五百羅漢
である。文化文政(1804年)の頃から大正年間にかけて奉納。
寺院浄域の入口にあり仏法を守護する役目を持つ「金剛力士」の像を
安置した門で、仁王像の高さは、約2.4mある。延亭3年(1746年)
藩主藩民の寄進により建立。
山門(三門) 清水寺本堂
山門は三門で、木造入母屋二層、階上階下とも36.3u、高さ10.8uである。
延亭2年(1745年)柳川六代藩主立花貞則が願主となり、京都の大工
高田蕃蒸に命じて建立されたものである。
奈良時代の延暦23年(804年)垣武天皇の命により38才の最澄は遣唐使と
して唐の天台宗と天台学を学んだ。帰国した翌年に天台宗の本吉山清水寺を
創建したと伝えられたいる。
乳父観音 三重の塔
嘉祥元年(848年)に世の子供達が健全に育つようにとの願いをこめて、
観音像を彫刻し、お堂を建築し供養されたと伝えられる。
お乳が出るようにと母親の願いを一心に集める観音さまである。
前身の九輪塔は1779年の創建で、三重塔は文政5年(1822年)に着工、
当初計画の五重塔を三重塔に変更して天保7年(1836年)に約14年間の
歳月をかけて完成した。
美しい自然の中に、たたずむ朱塗りの塔は清水寺のシンボルとして広く知られ
ている。古代建築の九州最古唯一のものである。昭和32年県重要文化財。
紅葉! 有明海〜雲仙まで‥清水公園展望台で
清水寺三重の塔
画面クリックで写真拡大
清水三重の塔で
食事処 竹屋(昼食休憩)
和ごみ御膳
清水公園からJR瀬高駅を経て、帰路へ
松九会HPへ 佐賀地区HPへ