パナソニック松九会・佐賀地区2016/11/24
  第53回さんぽ会   大分県玖珠町「小さな城下町で童話の像・庭園と建物・神社・寺などの歴史散策」
開催年月日 参加人員
 平成28年11月17日(木) 35名
  ルート
鳥栖駅東口出発 → 鳥栖I/C → 玖珠I/C → 日田I/C →  帰路へ
拡大はダブルクリックして下さい
準備万端出発を待つバス
車中で世話人より本日の説明
現地到着の風景
ふるさとガイドさんより説明
 童話の里・玖珠町の日本一小さな城下町(森町)・旧久留島氏庭園(国指定名勝)と近郊を散策しました。参加者35名でJR鳥栖駅をバスで出発、大分自動車道の玖珠I/C経由で森町に到着し、ふるさとガイドさんと合流。童話で馴染みの像が建つレンガ通りを歩き、日本一と称される自然石の常夜灯が立つ清水御門へ。前庭の紅葉を愛でながら落ち葉で風情ある急階段を登り、黄葉のじゅうたんの高台に建つ総檜造りの末廣神社でお参り後、「紅葉の御茶屋」と称された栖鳳楼の2階廊下より望む紅葉盛りの庭園・城下の風景・ 九重の山々が見える景観に感動する。曲がった石畳を下り藩主御殿庭園がある三島公園へ。池・巨大な庭石・木々の紅葉を眺めると小藩ながら雅な華を咲かせた森藩に思いを馳せる。藩公菩提寺の安楽寺経由でレトロな建物の食事処かねじゅで「おもてなし膳」を頂き、ゆるりと語り合う。
 道の駅・童話の里くすでお土産購入後、近代化産業遺産(経済産業省認定)の旧豊後森機関庫・転写台へ。戦後には25両を擁した
機関庫は昭和の証人(昭和9年に落成)として雄大さを誇り、展示の蒸気機関車が先人達の苦労を語りかける。
次に、慈恩の滝経由でサッポロビール・九州日田工場を訪問。ギャラリーでヱビスを学び、迫力ある瓶ビール生産工程(500本/分)を見学後、サロンで一服。ショップ・物産館でお土産購入し、帰路へ。今回も晩秋の一日を楽しく過ごすことが出来ました。

                                      (レポータ 徳 永 敏 夫 記
 日本一小さな城下町の散策
現在の森町を中心として栄えた森藩は、豊後八藩の中で最も小さく、一万四千石ほどでした。藩主久留島氏は瀬戸内海の村上水軍の頭領でしたが、関が原の戦いで西軍方について敗れ、豊後森藩へ移されました。
その後、初代康親公から12代通靖公までの約200年間、藩政がしかれていましたが、8代藩主通嘉公の時、末廣神社の改築に
着手しました。周辺には旧久留島氏庭園内に清水御門前庭や喫う栖鳳楼庭園など文化の薫る建造物が今もその姿をとどめています。
小藩ながら雅な華を咲かせた森藩。町には往時の面影が色濃く残っています。日本のアンデルセンと言われた、久留島武彦の偉業を称えて建立された、童話碑を中心とした辺りを「三島公園」と呼び日本の歴史公園百選に選ばれています。
 
大岩扇山(国指定天然記念物) 森町 町並み 森町 町並み
 
森町 町並み 森町 町並み 旧森郵便局
 
かぐや姫像 浦島太郎像 金太郎像
一休さん像 一寸法師像 大きな鬼瓦
清水御門左景 清水御門前景 清水御門右景
常夜灯 清水御門 登口階段 移動途中の黄葉風景
玉濃井 夫婦杉 桜の馬場の石畳
桜の馬場より末廣神社へ 黄葉一色の末廣神社 末廣神社拝殿
日本一の手水鉢 栖鳳楼2階の間 栖鳳楼庭園
末廣神社よりの下り坂 御長坂 童話の碑
 
久留島庭園にて
旧豊後森機関車・転車台と日田サッポロビール園の見学
九大本線は、久留米と大分を結ぶ九州横断鉄道として現在も重要な幹線であり、扇方機関庫は九大線開業時の豊後森機関区の車区である。豊後森駅は昭和9年に全線開業し、久大線の中継拠点として繁栄が始まった。終戦直前に米軍機の機銃掃射に遇い、死者3名を出す惨事があり機関庫外壁には今も弾痕が生々しい。昭和45年~46年のディーゼル化に伴い、その機関庫も昭和の歴史の盛衰を見届けて、その役目を終え、平成24年8月に旧豊後森機関庫と旧豊後森機関庫転車台は国の登録有形文化財に指定された。
また、見学の途中では童心に帰る姿もあり微笑ましい見学となった。
サッポロビール園では、見学と試飲の二手に分かれ楽しいひと時を過ごしました。
改装された蒸気機関車 転車台(前方)と機関庫(後方) 現在の豊後森駅
   
機銃掃射痕 この方はガイドではありません 童心に帰った方 ⑴
   
童心に帰った方 ⑵ 童心に帰った方 ⑶ 童心に帰った方 ⑷
 
豊後森機関庫にて
   
サッポロビールでの説明 レトロなビアホール 真剣な? 試飲風景