パナソニック松九会・佐賀地区2014/10/01 

  第44回 さんぽ会 平戸バスハイク‥(大航海時代の城下町/歴史とロマンの島・平戸をのんびり散策)
開催年月日 参加人員
 平成26年10月1日(水)  38名
  ウォーキングルート
 平戸港交流広場⇒オランダ商館⇒じゃがたらの道⇒松浦資料博物館⇒六角井戸⇒大蘇鉄⇒平戸ザビエル記念教会⇒寺院と教会が見える坂⇒ポルトガル船入港記念碑⇒交流広場⇒(バスで移動)平戸城城跡散策⇒(バスで移動)平戸瀬戸市場⇒(バスで移動)カトリック田平教会
画面クリックで拡大
JR鳥栖駅東口に、集合
バスで、平戸へ
さんぽ会初参加の碇さん
平戸港交流広場で、ガイドさんと合流
 秋の気配を感じながら、参加者38名で「歴史とロマンの島」平戸を巡りました。JR鳥栖駅を8時30分にバスで出発、長崎道と西九州道をひた走り、初参加の碇康利さんの挨拶・コース説明・観光案内のパンフレットで大航海時代の城下町を学ぶ中、平戸港交流広場に到着し、ウエルカムガイドさんと合流。江戸幕府が出来た頃に日本で最初の海外貿易港としてオランダと交流が始まった平戸の「みどころ」を案内して頂きました。
 海の遊歩道を通り、1639年に完成した日本で初めての洋風建築物である巨大な石造倉庫の「平戸オランダ商館」へ、遠い昔の歴史を辿る。オランダ名が付く劈頭・井戸・塀・公園・じゃがたらの道で港を展望する。松浦資料博物館・六角井戸・大そてつを観ながら平戸ザビエル記念教会へ、祈りの場にふさわしい静けさや差し込む光が心を和ませてくれるステンドグラスの聖堂に感動する。次に石畳の階段と坂道を下り異国情緒を感じる「寺院と教会が見える場所」で一休み、じゃがたら娘像を見た後食事処へ。平戸の海の新鮮な幸御膳を頂きながら歓談する。
 昼食後、バスで幸橋(オランダ橋)を横に眺めながら藩主松浦氏ゆかりの平戸城がある亀岡公園へ移動。城址内の門・櫓などを散策しながら、壱岐まで望める素晴らしい眺望の天守閣へ。平戸港を後に、平戸大橋を経由して平戸瀬戸市場へ、とことん「平戸産」にこだわった新鮮な農水産物・加工品のお土産を購入する。次に世界遺産に推薦された「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」にリストアップされたカトリック田平教会(田平天主堂)へ。鉄川与作の傑作の一つであり、信者であるガイドさんより赤レンガ造り教会堂内で話を聞き心静かに見学しました。
 今回は大航海時代の城下町の面影とキリシタンをたどった学びある一日を過ごし、夕暮れの鳥栖に到着、次回(11月17日:中津城と耶馬溪の紅葉)の参加をお願いし、散会しました。
(レポーター:徳永敏夫 記 )

  平戸城下町散策
・1609年、オランダ船が入港しオランダ商館が建設され貿易がはじまった。オランダ埠頭・オランダ井戸・オランダ塀・オランダ橋・オランダ商館や、ザビエル記念教会など異国情緒の香りを感じさせる街並みである。
海の遊歩道
肥前鳥居 
画面にマウスで写真変化
平戸オランダ商館
 オランダ塀
 平戸の六角井戸
大そてつ 
 ザビエル記念教会
画面クリックで写真拡大
教会での記念写真
光明寺と瑞雲寺
画面クリックで写真拡大
寺院と教会の見える風景

  平戸城
・平戸城(別名:亀岡城)は、平戸藩主松浦三〇代雄香棟により、宝永元年の築城によるもので、山鹿流の縄張りによる二本唯一の平山城である。明治維新以後は荒廃し、わずかに北虎口門と狸櫓が保存されていたが、昭和35年10月天守閣を始め、各櫓の復元に着手し、昭和37年に完成した。
北虎口門
天主閣内の展示品/ジオラマ
平戸城天守閣からの眺望
平戸城天守閣で

カトリック田平教会/田平天主堂
・田平天主堂は、1886年(明治19年)に、ラゲ神父が黒島から、ド・ロ神父が出津から、信徒の数家族を横立地区に移住させたときに始まる。
・ヨーロッパの教会建築を教わった鉄川与助を棟梁として、1916年に着工し、中田神父を始め信徒の労働奉仕と近隣の教会の協力を得て、1918年5月14日、コンパス司教 によって、二本聖人殉教者に献堂された。「レンガ造り教会堂」の後期の作で、鉄川与助の傑作の一つといわれる。
・田平天主堂は、長崎の教会群とキリスト機関関連遺産として、2016年世界文化遺産の候補に推薦されている。