梅雨空の下、参加者41名で飯塚から田川の名所を散策致しました。初参加の酒井晴江さんより挨拶を頂く中、歴史の道百選である冷水峠経由で長崎街道筑前六宿の一つ内野宿へ到着。展示館の大型ビジョンで宿の歴史を学んだ後、
ガイドさんと江戸時代そのままに道が残り宿場の面影をとどめている通りを歩く。次の飯塚宿では東構口でガイドさんと
合流、大名行列を再現したからくり時計に感動後、飯塚の産土神である納祖八幡宮、商店街となっている長崎街道で多くの跡地・碑・お寺等を巡り、筑前国随一の商都を垣間見る。炭鉱で栄えていたからこそ建てられた(昭和6年に落成)1200人を収容する嘉穂劇場の足跡を学んだ後、芝居見学気分に桝席で美味しい弁当を頂く。花道・舞台・奈落(廻り舞台の下)・小道具・昔のポスター等で溜息、舞台上ではお気に入りの衣装を着てのの写真撮りで歓声湧く。次は国の近代化産業遺産である二本の煙突と竪坑櫓が待ち受ける「田川市石炭・歴史資料館」へ。有名な炭坑節の語り部である原田さんの案内で1階の炭都物語・採炭現場のジオラマ、屋外の機械設備・復元炭鉱住宅、2階ではユネスコ世界記憶遺産である山本作兵衛の炭鉱記録画を鑑賞し、近代化へ貢献した石炭産業の歴史を学ぶと共に苦労された先人達への思いを強くする。
最後は嘉麻市の大里酒造(黒田武士)を訪問。気配りの手作りにこだわった酒蔵を見学後、楽しみな試飲とお気に入りを購入し 帰路へ。雨にも遭わず楽しかったとの声を聞きながら鳥栖に到着、次回(9月29日:大河ドラマ「花燃ゆ」の萩まち散策)の参加をお願いし、散会しました。( レポータ 徳永敏夫 記 )
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