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パナソニック松九会・佐賀地区2015/11/23

  第50回さんぽ会 多久町のバスハイク散策・・・(多久聖廟・多久八幡神社・西渓公園・くど造り民家を巡る)
開催年月日 参加人員
 平成27年11月18日(水)  30名
  ルート
往路:鳥栖駅東口→鳥栖I/T→多久I/C
復路: 多久I/C→鳥栖I/C→鳥栖駅東口
事務局説明
出発を待つ皆さん
多久聖廟入口
ガイドさんより説明
 孔子の里・多久の風(雨も)を感じながら多久聖廟(孔子廟)と西渓公園の周辺を散策しました。参加者30名で JR鳥栖駅を9時に バスで出発、観光チラシを見て知識吸収する中多久に到着。車窓より聖堂小路の「槇の生垣」を眺めながら聖廟駐車場でガイドさんと合流。大きな孔子像、参道の各碑を見ながら迎高門を通り学問の木「楷樹」が茂る多久聖廟へ。約300年前、「敬」の心を育む為に建てられた廟に感動。諸藩に先がけて開かれた学問所の東原庠舎で「宥坐之器」を体験、学問に熱心な多久市を垣間見る。
聖廟展示館
を後に西渓公園へ聖堂大路を歩く。路端では陶板での多久歴史説明・元禄時代の地図を鑑賞。多久八幡神社では根を一つとした三本杉(家庭円満の親子杉)に我が人生を振り返る。紅葉まつり開催中の公園入口で風情ある水琴窟の音色に心和み、
園内を見渡す。残念ながら紅葉は色あせ・落葉始めていましたが、雨を避ける為特別開放中の国登録文化財「寒鶯亭」で紅葉を愛でながら「もみじご膳」を頂き、ゆるりと歓談後、園内の各資料館(郷土・歴史民俗・先覚者)見学。次に、国及び市指定重要文化財の
くど造り民家(川打家・森家)を見学し、昔を懐かしむ。大平庵酒蔵資料館では古い酒蔵に残された文化財指定の2千点以上の酒造用具を見て奥深さを学び、試飲とお土産を購入後、多久インター経由で鳥栖に到着。今回は山茶花梅雨空の下、大雨と戯れながらも楽しく過ごすことが出来ました。  ( 
レポータ 徳永敏夫 記 )
 多久聖廟(国の史跡及び重要文化財)の散策
多久聖廟は、儒学の祖で学問の神様ともいえる孔子様を祀る廟(孔子廟)です。多久4代領主多久茂文は、多久を治めるためには教育が 必要と考え、1699年に学門所(後の東原庠舎)を建てるとともに、「敬」の心を育む多久聖廟を建てました(1708年)。現存する孔子廟としては、栃木県の足利学校、岡山県の閑谷学校についで歴史のある建物で、国の重要文化財に指定されています。
 
多久4代領主 多久茂文像 孔子像  漢詩碑
 
仰高門 多久聖廟全景 多久聖廟
 
東原庠舎門前 東原庠舎門 宥坐之器
釈菜の衣装(聖廟展示館) 釈菜の舞衣装(聖廟展示館) 釈菜の舞パネル(聖廟展示館)
 多久聖廟前(土砂降りの雨中で)
多久八幡神社・西渓公園・寒鶯亭(国の登録有形文化財)/食事
多久八幡神社は、源頼朝から多久領を拝領した鎌倉時代の御家人多久太郎宗直が建久4年(1193年)に建立した神社。神殿が県の重要文化財で、樹齢700年の三本杉が市の天然記念物に指定されています。西渓公園は、多久家の家老屋敷跡を炭鉱王高取伊好が大正9年から13年にかけて、巨額の私財を投じて整備し、当時の多久村に寄贈したものです。梶峰山を背景に素晴らしいロケーションに恵まれ桜や紅葉の名所になっています。公園内には国の登録有形文化財に指定されている「寒鶯亭」や郷土資料館があります。
神社入口 三本杉(拡大はダブルクリックして下さい) 炭鉱王 高取伊好像
     
 寒鶯亭全景 寒鶯亭中よりの風景 食事の全体風景 
 
西渓公園高取伊好像前で 
 
西渓公園にて 
 
西渓公園 風景
御屋形広場・くど造り民家(川打家/国指定重要文化財・森家/多久市指定重要文化財)
「くど造り」とは、屋根の棟が「コ」の字にまわり、かまど(くど)の形をしていることに由来いますが、地元では「カギ屋」と呼ばれ、多久市では一般的な民家様式です。森家住宅は江戸時代中期に建てられた屋根形状「くど造り」の民家です、川打家は建立年代の確証を欠いているが地下調査の結果形式や手法及び江戸時代の災害記録から享保14年(1729年)の大雨大洪水の被災後に建て替えられたと考えられています。御屋形広場には元禄時代の多久の地図が陶板になっています。
   
御屋形広場全景 御屋形広場元禄絵図 くど造り民家
   
森家 川打家  酒蔵元の説明
   
酒蔵元の説明 試飲風景  試飲風景