今回は神話の里、パワースポット高千穂を散策。35名の参加者を乗せ鳥栖を出発。途中、道の駅大津で休憩した後、熊本地震で崩落した阿蘇大橋の下流にかかる長陽大橋を渡ると、目の前に広がる光景に地震のすざましさを実感した。南阿蘇から高森峠にかかるころには車窓には山肌を染める紅葉が出迎えた。
高千穂大橋駐車場に到着後、高千穂町観光協会のガイド佐藤さんと落ち合い、佐藤さんの案内でその昔阿蘇の火山活動で形成された五ヶ瀬川沿いの高千穂峡の散策をさっそくスタート。高千穂三橋、槍飛橋、屏風岩や鬼八の力岩など峡谷美に感嘆しながら高千穂峡のクライマックス、真名井の滝へ。日本の滝百選にも選ばれた落差17mの荘厳な滝の姿に歓声が上がっていた。紅葉も見頃で高千穂峡の石碑で紅葉をバックに記念撮影。
高千穂峡から昼食会場まではマイクロバスがお迎え。築260年以上の民家を移築した食事処「神楽宿」には中央に神楽を舞う神庭(こうにわ)があり、その下で昼食をいただいた。昼食に出された高千穂の郷土料理の数々の料理に舌鼓を打ちながら、和やかな時間が流れた。昼食後は約1900年前に創建されたとされる高千穂神社に移動。
パワースポットともいわれる鎮石(しずめいし)に手をかざしパワーを感じ取っていた。続いて天岩戸神社に移動。天岩戸神社は天照皇大神がお隠れになった天岩戸洞窟を御神体としており、神社の案内で天岩戸遥拝所に案内していただき、川向うにある天岩戸洞窟を見学した。天岩戸神社からさらに天安河原へと散策。天安河原はお隠れになった天照皇大神に出てもらうために八百万の神が集まり相談した場所とされる。石を積んで願い事をすれば願い事が叶うとも言われており、あちこちで石を積む姿が見られた。神話の里の高千穂神社、天岩戸神社、天安河原宮の三社参りで運とパワーをもらった高千穂散策を終え、最後はトンネルの駅へ。
トンネルの駅は鉄道建設途中で中止となったトンネルの内部を焼酎貯蔵所として活用しており、地場産品や焼酎のお土産も販売されている。焼酎の貯蔵所を見学した後、お楽しみの焼酎を試飲し、好みの焼酎やお土産などを買いこんだ。帰りのバスでは鳥栖を舞台にした映画「月光の夏」を子守歌代わりに帰路についた。 ( レポータ 前田 究)
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