晩秋を感じながら、38名で錦秋の大分道をひた走り、戦国時代のキリシタン大名・大友宗麟にゆかりのある臼杵の城下町を散策
しました。駐車場で観光案内人と合流し、臼杵城跡へ。登城路の鐙坂を登り、畳櫓・大門櫓を通り井桜櫓跡台で城下町を一望し、
臼杵湾に浮かぶ小島の岩上にに築かれた城で天然の要害で有った事を学ぶ。町並みでは「サーラ・デ・うすき」で臼杵の魅力を感じ、
電柱が無い「二王座歴史の道」の武家屋敷・寺町の各寺院を巡る。八町大路、ポルトガルの伝統装飾タイルが飾られた「久家の大蔵」を通り、作家の「野上弥生子文学記念館」で人となりを学ぶ。弥生子の生家であり、海鼠壁の土蔵と昔ながらの店構えである「小手川酒造」では老舗酒造を感じながら日本酒・焼酎を嗜む。大友氏の改易後270年間に渡り、この地を統治した稲葉家の下屋敷で武家屋敷の
様式を見学。臼杵の産物と味覚の「郷膳 うさ味」で郷土料理を頂き、歓談する。凝灰岩の岸壁に刻まれた磨崖仏群である「国宝・臼杵石仏」では多くの像を見る中で、彫られた先人の思いに心を寄せながらお参りする。フンドーキン醤油(株)の醤油工場を訪問では、
醤油づくりの原点に戻るとの声から生まれた世界一の大型醸造用木樽に感動。受け継がれてきたものと最新のモノを融合させた工場を見学、醤油造りの奥深さを学び、お土産を手に工場を出、帰途に着く。
( レポータ 徳永 敏夫 )
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